冬の星空が映える温泉5選｜外気が冷たい夜の楽しみ方

冬は空気が乾き、光のにじみが少ないため、露天からの星空がいちだんと鮮明になります。

外気が冷たい季節こそ「温まる→冷ます→休む」のサイクルが決まりやすく、短時間でも満足感が高まりやすいのが魅力です。

本記事では、関東から日帰り圏で夜景や星空を楽しみやすいロケーションと、横になって休める環境、夜間帯までの営業を重視して5施設を選びました。

各施設では「おすすめポイント」「設備と休み方」「混雑を避けるコツ」を整理しています。

ほったらかし温泉（山梨・山梨市）

高台の露天から、頭上の星と眼下の盆地夜景が重なる名所です。冬は空気が澄み、星の瞬きがくっきりと感じられます。夜まで営業しているため、仕事帰りの小遠足にも組み込みやすいのが魅力です。

おすすめポイント（星×夜景の二層）

頭上は星、足元は街の灯りという二層構図で、短い滞在でも“非日常”が立ち上がります。月の位相や雲量で表情が大きく変わるのも楽しみです。

設備と休み方（外気→湯→腰掛け）

外気でひと呼吸→湯でしっかり温まり→露天の腰掛けで2〜3分冷ますリズムが合います。体芯まで温めたあとは、風の当たらない位置で小休止を挟むと長居しやすいです。

混雑を避けるコツ（平日夜／閉館1時間前）

週末は夕刻以降に賑わいます。平日夜や閉館1時間前の“静けさの戻り”を狙うと、視界も席も選びやすくなります。

ほったらかし温泉・情報

 ほったらかし温泉

みたまの湯（山梨・市川三郷）

甲府盆地を望む露天が看板。夜はきらめく夜景が視界いっぱいに広がり、星の瞬きと重なる冬は特に印象的です。館内にはリクライニング系の休憩もあり、温冷サイクルをゆっくり組みやすい環境です。

おすすめポイント（夜景×高台の抜け）

「夜景100選」にも挙げられる眺望で、空と街の明暗差がはっきり。雲が動く夜は、光と影の移ろいが写真にも映えます。

設備と休み方（露天優先→横になって調整）

まず露天で外気を感じ、十分に温まったら館内の椅子やリクライニングで体温を落ち着かせます。再入浴は短めを複数回に分けると湯あたりを避けやすいです。

混雑を避けるコツ（平日夜／夕食帯を外す）

夕食帯は動線が重なりがちです。食事時間を前後にずらし、夜景が冴える時間帯に露天へ。風が強い日は首元の保温を。

みたまの湯・情報

星音の湯（埼玉・秩父）

山あいの静けさと、澄んだ冬空の星が映えるロケーション。夜まで営業しており、岩盤やリクライニングで“横になって休む”時間を作りやすいのが利点です。

おすすめポイント（山あい×星の抜け）

秩父の内陸気候は冬に空気が澄みやすく、星の粒立ちがよく見えます。館内照明も穏やかで、露天の暗順応が保ちやすい印象です。

設備と休み方（岩盤→露天の温冷）

岩盤で芯から温め→露天で外気を受ける→リクライニングで横になって体温を着地、の三拍子が心地よいです。

混雑を避けるコツ（週末は遅め帯／平日夜）

週末は夕方に混むため、夜の遅め帯が狙い目です。平日夜はより静かに過ごせます。

星音の湯・情報

奥多摩温泉 もえぎの湯（東京・奥多摩）

渓谷を望む露天で、冬は早い時間から夜の気配に包まれます。都内発でも山の空気に切り替わる感覚が強く、星が見えやすい日には短い滞在でも印象が深まります。

おすすめポイント（渓谷×早い夕闇）

冬季は日没が早いため、閉館時間が早めでも“夜の雰囲気”を味わいやすいのがポイント。露天からの空の広がりが気分転換になります。

設備と休み方（短時間2セット）

閉館時刻を意識し、露天優先で2セットを短く回すと満足度が上がります。湯上がりは屋内で一度しっかり保温を。

混雑を避けるコツ（平日午後〜夕方）

冬季は営業時間が短いぶん、平日午後〜夕方の早い帯が落ち着きます。

奥多摩温泉 もえぎの湯・情報

天成園（神奈川・箱根湯本）

屋上の大露天は頭上を遮るものが少なく、冬は山の稜線の向こうに澄んだ星が出やすい環境です。館内の休憩や仮眠スペースも整い、夜までのロングステイに向いています。

おすすめポイント（屋上×開放感）

山々と空の境界が広く抜け、冬は光のにじみが少ないため星が拾いやすい雰囲気。温度差のはっきりした外気が心地よく感じられます。

設備と休み方（露天→仮眠→再入浴）

露天で温冷2セットを回したら、仮眠室で横になって体温と鼓動を落ち着かせます。再入浴は短く、仕上げの一巡で十分整います。

混雑を避けるコツ（平日夜／屋外優先）

屋内は動線が混みやすい時間帯があります。平日夜に屋上露天を優先すると、静かに冬空を味わいやすいです。

天成園・情報

冬の星空が映える温泉5選：まとめ

冬の露天は、外気が冷たいほど「温める→冷ます→休む」が決まり、星の瞬きがはっきり見えてきます。

高台で視界が抜ける「ほったらかし温泉」、甲府盆地の光と重なる「みたまの湯」、山あいの静けさに浸る「星音の湯」、早い夕闇が味方の「もえぎの湯」、屋上の開放感が頼れる「天成園」。

天候を確かめ、風の弱い夜を選ぶこと、肩と首を保温すること、入浴は短めを複数回に分けることが、冬の星見露天を快適にします。

いちばんのおすすめはほったらかし温泉です。

高台で星と夜景の二層が一度に味わえること、夜まで営業して計画に組み込みやすいこと、露天の“抜け”が冬の澄んだ空と相性抜群の3点が決め手です。

参考リンク